Rehabilitation リハビリテーション
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グループの特色
久留米大学整形外科学教室リハビリテーショングループは、総勢12名で、 整形外科専門医に加えリハビリテーション科専門医の有資格者が7名います。 そのうち5名がリハビリテーション学会医学会指導医でもあります。 変形性関節症や骨折などの運動器疾患だけではなく、脳血管疾患、心大血管疾患、呼吸器疾患などで リハビリテーション医療を必要とする疾患全てに対応しています。 最近では、がん患者の廃用予防や身体活動の維持を目的としたがんリハビリテーションにも力を入れています。 また、研究活動も活発に行っていて、内科や外科との共同研究や産学官連携での研究を行っています。 学外活動としては、久留米筑後地区の介護予防支援事業に協力し、特にロコモティブシンドローム予防に取り組んでいます。
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加齢に伴い、あらゆる合併症のリスク
平成29年の70歳以上人口は総人口の約20%で約5人に1人が70歳以上となり、患者年齢も年々高くなっています。 加齢に伴い、治療の直接的影響だけではなく、安静による廃用や肺炎などの合併症の危険性が高まります。 そのため、リハビリテーション部では様々な診療科と連携を取り可能な限り早期から 身体活動を維持・改善し社会復帰を目指して積極的にリハビリテーションを実施しています。 特にリスクの高い大きな外科手術やがんの化学療法では理学療法士を専属で配置して治療開始の前から リハビリテーションを開始するなど重点的に取り組んでいます。 また、外来診療では、骨折予防を目的とした骨粗鬆症治療、 麻痺によって筋肉がひきつった状態である痙縮に対するボトックス治療、 身体障害認定の診断書作成、装具や義肢の補装具相談などを行っています。
Rehabilitation リハビリテーション
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グループの特色
リハビリテーションセンター(久留米大学医療センター リハビリテーション科)は 回復期病棟50床を有し運動器疾患を中心にリハビリテーション加療を行っております。
久留米大学病院(整形外科主任教授・リハビリセンター長 志波 直人、松瀬 博夫 准教授、橋田 竜騎 助教)や近隣の急性期病院と連携を取り、 術後や保存加療の患者に対しリハビリテーションが行えるように対応しております。
さらに近年は脳卒中や脊髄疾患などによって生じた上下肢痙縮を認める患者に対し ボツリヌス療法や施注後のリハビリテーションも行っています。 また摂食・嚥下障害を認める患者に対し評価・検査(嚥下造影検査など)を行い、 積極的にリハビリテーションを行っています。