Study Abroad 留学

Louisville Kleinert Institute Hand and Micro Surgery Center, US

H14年卒手外科外傷班の吉田です。私は手外科を学ぶために、2017年9月よりKentucky州にあるLouisvilleのKleinert Instituteでclinical fellowをしております。Kleinert Instituteは世界で初めてHand surgeryという分野を立ち上げた施設で1960年以降、世界からこれまで1200名ほどのfellowを受け入れてきたHand surgery centerです。Attendingと呼ばれる執刀医は10人ですが、年間手術症例数8500例と驚異的な数をこなすhigh volume centerです。世界で初めて同種手の移植を行なった施設でもあります。その執刀医の下にそれぞれfellowが付き外来や手術を一緒にこなしていきます。朝6時半からmorning lectureが始まり、fellowやスタッフがテーマを決めてプレゼンをしていきます。内容がとても素晴らしく、アメリカ国内のみでなく世界中から集まるfellow達のクオリティの高さを感じます。レクチャーが終わると診療が始まりattendingと一緒に組み、外来を行いORで手術をします。またER専属のon callをシフト制で担当しますが、連続6日間当直あるいは日勤は、日本では経験した事なく、これはかなりハードです。

その他にLouisville University level 1 trauma centerもカバーしていますので、そっちにも1名のattendingと2名のfellowが配属され、多発外傷、gun shot woundなど重度上肢外傷患者を治療しております。その他カダバーを使ったトレーニングも定期的に開催され、カダバーを使用したresearchも可能なのはアメリカの留学の大きなメリットだと思います。このような機会を頂けるのも久留米大学整形外科の多様性に富む人材教育の特徴だと思います。